視床出血、梗塞の患者さんで感覚障害 を経験した方は多くいるのではないでしょうか?
視床と言えば 感覚のイメージが強いと思います!
今回は視床障害で感覚障害が起きる 障害部位について学んでいきましょう!
・視床とは
視床は皮質と脳幹の間にあるので、視床は中継点です。
受容器が発火して感覚刺激が入ってきて、脊髄を介して視床にいき、脳の感覚野(3野)にいきます。

・どの核が体性感覚に関与する?

1.後外側腹側核(Ventral posterior lateral nucleus;VPL)
入力:内側毛帯、脊髄視床路→出力:体性感覚野

2.後内側腹側核(Ventral posterior medial nucleus;VPM)
入力:三叉神経核や顔面、頭部の体性感覚、一部味覚→出力:体性感覚野、一部味覚野

3.外側膝状体(lateral geniculate body;LG)
入力:網膜から視覚情報→出力:一次視覚野の手前にある視放線へ

4.内側膝状体(medial geniculate body;MG)
入力:中脳下丘(上丘は視覚経路の一部)→出力:側頭葉の側頭回

・まとめ

2018年に健康科学大学を卒業し、理学療法士免許を取得。資格取得後は回復期リハビリ、障害者リハビリ、訪問リハビリにて様々な分野のリハビリテーションに携わる。2023年1月に3学会合同呼吸認定療法士取得。2023年11月MDSJパーキンソン病療法指導士取得。
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