「健康診断で糖尿と診断されたけど、運動は何をしていいのかわからない」
糖尿病と診断された後、このような疑問を持つ方は少なくありません。
糖尿病の治療では、食事療法、薬物療法だけでなく運動療法も重要な役割を果たします。
今回は理学療法士の視点から糖尿病と診断された後に知っておきたい知識や運動について解説します。
糖尿病とは?


糖尿病とは主に2つの要因で引き起こされると言われたおります。
- インスリン分泌低下:膵臓から分泌される血糖値を下げる「インスリン」の作用が不足し血糖が増えてしまう
- インスリン抵抗性亢進:膵臓からインスリンは分泌されているが細胞から糖を取り込めない
糖尿病ではこの2つの原因が影響して、血液内に糖が増えてしまい、血糖値が高くなってしまいます。
糖尿病の原因

糖尿病は主に遺伝子因子による影響と環境因子による2つの影響があると言われております。
遺伝因子では、親が糖尿病の場合、糖尿病ではない人に比べると糖尿病を発症する可能性が高くなります。
環境因子では、過食・肥満・運動不足などが原因です。
過食は和菓子やジュースなど糖質の摂りすぎにより、インスリンの働きが追いつかなくなりインスリンが不足します。また、肥満になると、インスリンが効きづらくなり血糖が高くなってしまいます。
糖尿病の治療

糖尿病の治療は、食事療法、薬物療法、運動療法によって行われます。
- 食事療法:栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ります。
- 運動療法:有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせて、糖の利用を促します。
- 薬物療法: インスリンの分泌を促す薬や効き目を高める薬、糖の吸収・排泄を調整する薬を使います。
どんな運動がいいの?

「有酸素運動」と「レジスタンス運動(軽い筋トレ)」を組み合わせるとより糖の利用を促して行きます。
1.有酸素運動(目安:週3回以上、1回30〜50分)
- ウォーキング
- 水泳
- 自転車
最初は10分くらいから始めてみましょう。慣れてきたら徐々に時間を増やしていきましょう。
2.レジスタンス運動(目安:週3回以上、10回〜15回、1〜3セット)
- スクワット
- 踵上げ運動
- 椅子からの立ち座り運動
まとめ
糖尿病診断後の運動は、一生懸命行う必要はありません。まずは「食後に15分〜20分歩いてみる」「テレビを見ながら足踏みをしてみる」といった、小さな一歩から始めてみましょう。
※糖尿病の状態は一人ひとり異なります。安全に運動療法を行うためにも、具体的な運動量や強度については、事前に必ず主治医の先生や理学療法士にご相談ください。
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2018年に健康科学大学を卒業し、理学療法士免許を取得。資格取得後は回復期リハビリ、障害者リハビリ、訪問リハビリにて様々な分野のリハビリテーションに携わる。2023年1月に3学会合同呼吸認定療法士取得。2023年11月MDSJパーキンソン病療法指導士取得。




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