歩行時に在宅や屋外で躓いて転倒して骨折してしまった方は多くいらっしゃると思います。
今回は躓いて転倒につながりやすい原因について考えていきたいと思います。
なぜ躓いてしまうのか?
結論から言いますと床とつま先の間隔が少ないからです。
床とつま先の間隔が少なくなると、足を床に擦ってしまったり、足を床に擦ってしまったり、小さな段差で躓くことになるわけですね。

躓く原因①
では床とつま先の間隔が不足する原因には何があるんでしょうか?
まずは振り出す側から考えてみます。
1つ目は、股関節の屈曲不足です。
股関節を曲げる力が弱いと床とつま先の間隔が不足してしまいます。

躓く原因②
2つ目は、膝関節の屈曲不足です。
膝関節を曲げる力が弱いと床とつま先の間隔が不足してしまいます。

躓く原因③
3つ目は、足関節の背屈不足です。
足関節を上げる力が弱いと床とつま先の間隔が不足してしまいます。

以上3つになります。
ただし1つまたは2つの要素が不足しても、残った関節運動があればそれを補うことができます。
躓く原因④
次は、床とつま先の間隔が不足する原因を支える側から考えてみます。
4つ目は、骨盤が反対側に傾いてしまうことです。
骨盤が反対側に傾いてしまう場合、振り出す側の股関節の位置が下がってしまうために、結果として股・膝関節の屈曲、足関節背屈をより大きくしないと床とつま先の間隔が保てなくなってしまいます。

躓く原因⑤
5つ目は、股関節と膝関節が曲がってしまうことです。
支える側の足が股・膝関節が屈曲することにより骨盤の位置が下に下がってしまい、床とつま先の間隔が不足しやすくなります。

まとめ
振り出す側の問題には、
- 股関節屈曲の不足
- 膝関節屈曲の不足
- 足関節背屈の不足
の3つが考えられます。
支える側の問題には、
- 骨盤が反対側に傾く
- 股・膝関節の伸展不足
の2つが考えられます。

最後に
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2018年に健康科学大学を卒業し、理学療法士免許を取得。資格取得後は回復期リハビリ、障害者リハビリ、訪問リハビリにて様々な分野のリハビリテーションに携わる。2023年1月に3学会合同呼吸認定療法士取得。2023年11月MDSJパーキンソン病療法指導士取得。
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