脳卒中を発症すると手足が不自由になるなど、自宅での生活が困難になります。
病院ではどのようなリハビリを行い、退院後のリハビリはどうなるのか分からない方が多くいらっしゃると思います。
この記事では病院でのリハビリ期間や内容についてまとめました。
時期によるリハビリの違いとは
リハビリ場所 | リハビリ内容 | |
急性期(発症直後〜1ヶ月程度) | 最初に入院された急性期病院等 | 全身状態を確認しながら、 できる範囲で運動を行う。 |
回復期(1ヶ月〜6ヶ月程度) | リハビリテーション病院 | 基本動作や日常生活動作の 獲得に向けてリハビリを行う |
維持期(退院後) | デイサービスや訪問リハビリ等 | ご自宅でも安全に生活が できるようにリハビリを行う |
脳卒中を発症し、最初に入院する病院ではたくさん運動を行うのではなく、ベッドに寝ている時間が長いため、体力が落ちてしまわないように軽めの運動や関節が固まらないように動かせる範囲を動かす等のリハビリを行うのが急性期でのリハビリになります。
1ヶ月頃を過ぎると身体の状態が安定するため、退院後の生活に向けて、起き上がる動作や立ち上がる動作、歩行といった基本動作や入浴や更衣等の日常生活動作の獲得を目指してリハビリを行うのが回復期でのリハビリになります。
回復期でのリハビリを実際にご自宅での生活が安全に過ごせるかを確認したり、買い物や畑仕事などの趣味活動等も取り入れながら行うリハビリが退院後の維持期のリハビリになります。
病院のリハビリには期限がある!?
現在、医療保険のリハビリには、「期限」があります。
骨折等の運動器疾患の場合は、発症日から150日、脳血管障害の患者であれば、発症日から180日という制限が設けられています。
ただし、治療を継続することにより状態の改善が期待できると判断された場合は、180日を超えて行えることもありますが、月13単位(1単位20分)なので、1ヶ月に4時間20分という短時間のリハビリになってしまいます。
退院後のリハビリについて
退院後のリハビリの多くは、介護保険を利用したリハビリを行います。
介護保険を利用すれば、各々でサービスを使用できますが、限度額が決まっており、訪問リハビリでは週に最大120分までなどの縛りがあります。
通所リハビリでは、基本的に個別リハビリが20分ほどの介入です。
保険内のリハビリと比較し、保険適用外での自費リハビリでは、日数や期間の制限がない環境で自分が納得のいくまでリハビリテーションを続けられます。
最後に
病院のリハビリを行い、退院した後もリハビリ行いたいという方は多くいらっしゃると思います。
保険内のリハビリで満足できない、回数をもっと増やしてほしいという希望を持つ方もいらっしゃると思います。
PLUS Reha.では、ご利用者様の目標や目的に沿ったリハビリテーションをご提供させていただきます。
「保険適応内でのリハビリでは時間や日数が物足りず、希望のリハビリ内容を行うことができない」、「病院でのリハビリは期限があるため、リハビリを続けたいけどこれ以上リハビリを行うことができない」という方は是非PLUS Reha.にお気軽にお問い合わせください。
2018年に健康科学大学を卒業し、理学療法士免許を取得。資格取得後は回復期リハビリ、障害者リハビリ、訪問リハビリにて様々な分野のリハビリテーションに携わる。2023年1月に3学会合同呼吸認定療法士取得。2023年11月MDSJパーキンソン病療法指導士取得。
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