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半側空間無視について分かりやすく解説

脳卒中患者さんで半側空間無視を経験した方は多いのではないでしょうか?

左半分の食事を残したり、歩く際に左側だけぶつかってしまうなどの症状があります。

今回は半側空間無視の病態やメカニズムについて学んでいきましょう!

半側空間無視とは?

半側空間無視とは、大脳半球病巣と反対側の刺激に対して反応したり、その方向を向いたりすることが障害される病態。

種類は①自己中心座標の無視と②対象中心座標の無視の2種類に分類される。

①自己中心座標の無視

自己中心座標の無視は自分に対して病巣と反対側の空間を見落としてしまう。

②対象中心座標の無視

対象中心座標の無視は病巣と反対側の対象物の空間を見落としてしまう。

脳のどこの障害で起きるの?

①自己中心座標の場合は、縁上回、下頭頂小葉との関連性が高い。

②対象中心座標の場合は、中・下前頭回、背外側前頭前野との関連性が高い。

なぜ左側を見落としやすいの?

右脳は左右の空間に注意を向ける機能がある。左脳は左空間に注意を向ける機能がない。

そのため、右脳を損傷した場合、右空間は左脳で注意を向けることができるが、左空間に注意を向けることができない。

そのため、左側の空間を見落としやすくなってしまう。

アプローチ方法

①自己中心座標の無視の場合

無視空間への視覚誘導に伴う、上肢の運動を行なってみよう!

②対象中心座標の無視の場合

物品を置いて、視覚誘導して探索してみよう!

まとめ

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