視床出血、梗塞の患者さんで運動失調 を経験した方はいらっしゃるでしょうか?
失調と言えば 小脳のイメージですが、、、
視床でも障害部位によっては 運動失調が起こる可能性があります!
今回は視床障害で運動失調が起きる 原因について学んでいきましょう!
視床とは?
視床は皮質と脳幹の間にあるので、視床は中継点です。
受容器が発火して感覚刺激が入ってきて、脊髄を介して視床にいき、脳の感覚野(3野)にいきます。

なぜ視床が関わる?
小脳にある歯状核から視床を経由して運動野、運動前野に運動情報を送っております。

どの核が関わるか?
視床の中で外側腹側核(VL核)が小脳の歯状核から情報が入力され、運動野、運動前野に出力される。

VL核が損傷するとどうなる?
VL核が損傷されると、反対側の運動失調が生じる。

脳画像で見てみよう!

まとめ

2018年に健康科学大学を卒業し、理学療法士免許を取得。資格取得後は回復期リハビリ、障害者リハビリ、訪問リハビリにて様々な分野のリハビリテーションに携わる。2023年1月に3学会合同呼吸認定療法士取得。2023年11月MDSJパーキンソン病療法指導士取得。
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